真葛香山(宮川香山)
Kozan Makuzu (Kosan Miyagawa)

明治時代の日本を代表する陶工。高浮彫、真葛焼(横浜焼)の創始者。
明治9年(1876年)のフィラデルフィア万博を筆頭に国内外の展覧会で
「Makuzu ware」として名声を博し、明治29年帝室技芸員を拝命。
子は2代目宮川香山・宮川半之助。

初代 真葛香山 (宮川香山) 略歴

1842年~1916年 75歳逝去
1842年 京都真葛ヶ原の九代茶碗屋長兵衛の子として生まれる
1870年 薩摩藩小松帯刀により苗代川焼の改良のため、薩摩に招聘されるも小松の死去により実現せず。
    同年、梅田半之助の勧めにより、輸出向け陶磁器製造のため横浜へ。
1871年 横浜に眞葛窯を開窯。
1876年 眞葛焼をフィラデルフィア万国博覧会に出品、世界的に絶賛される。
1916年 死去。享年75。

二代 真葛香山 (宮川香山) 略歴

1859年~1940年 82歳逝去 
1859年 初代宮川香山の長男として宮川半之助生まれる
1916年 初代が亡くなり、翌年大正6年(1917)に2代目を襲名
    日本美術協会主催美術展覧会の審査員を歴任
1931年 関東の陶芸家らと東陶会を結成し板谷波山らと顧問となる