森野泰明『作品』 共シール

森野泰明『作品』

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作品詳細

商品名 森野泰明 『作品』共シール
商品説明

森野泰明は日展の重鎮・森野嘉光の長男として生まれました。
京都市立芸術大学工芸科に入学、富本憲吉らの指導を受け、1957年には日展に初入選、60年には日展特選・北斗賞と、早くして輝かしい結果を出しました。
やがて1962年から68年にかけてシカゴ大学の講師として二度の渡米を経験し、自由で彫刻的な抽象表現主義的アメリカ陶芸を目の当たりにします。
その後、現代的・先鋭的な作品の数々で日本の陶芸の在り方に新たな可能性を示し、現在も世界的に活躍しています。

本作は作品名(作品ナンバー)は不明ですが、後の衝立のような作品群につながる平面的な作品が出始めた1970年頃のものと思われます。
等間隔に穴を開け水玉模様を施した幾何学的な意匠でありながら冷たさはなく、土の持ち味が上手く引き出されています。
可塑性に富む土という素材を熟知した森野泰明ならではの、世界に通用する美しさを具えた作品です。

寸法 高さ 24.8cm × 幅 20.9cm × 奥 6.8cm
付属品 段ボールタトウ
状態 目立ったキズや汚れ等なく概ね良好な状態です。
写真をよくご覧の上、ご検討ください。
僅かな経年感は中古品の特性としてご了承下さい
略歴

1934年 京都に生まれる
1957年 日展初入選。
1960年 日展特選・北斗賞受賞。京都市立美術大学・専攻科終了
1962年 シカゴ大学の招聘により渡米、同大学の陶芸講座を担当
1964年 現代国際陶芸展(京都国立近代美術館)
1976年 日本陶磁名品展(シュベーリン国立美術館/ドイツ)
1986年 前衛芸術の日本/ 1910 ー1970 展(ポンピドウセンター/フランス)
1995年 京都から土と火のメツセージ二人展(高島屋ニューヨークギャラリー)
2006年 日本陶芸の伝統と前衛(セーブル国立美術館/フランス)
2007年 日本藝術院賞受賞
2010年 日本藝術院会員
2015年 京に生きる琳派の美(京都文化博物館)
2016年 革新の工芸・伝統と前衛そして現代展(東京国立近代美術館)
2017年 第7 回国際伝統芸術展(上海芸術礼品博物館/中国)
2018年 日本の陶芸(ガーデナー美術館/カナダ)
2019年 明治の工芸/平成の工芸(ギリシャ近代博物館/ギリシャ)
2021年 文化功労者顕彰

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