栗木達介『白釉銀彩花器』 共箱 銘有

栗木達介『白釉銀彩花器』 共箱 銘有

この作品について問い合わせる
商品名 栗木達介『白釉銀彩花器』 共箱 銘有
商品説明

栗木達介(1943~2013)は愛知県瀬戸市の陶家に生まれ、
京都市立美術大学で富本憲吉や近藤悠三、藤本能道に学びました。
作品には富本から受け継いだデザインへの深い造詣が見られ、
髙い技術とストイックな姿勢に裏付けられた、複雑で完成度の
高い新たな焼きものの造形のあり方を示しました。
京都市立美術大学の名誉教授として長く後進育成にも力を注ぎましたが
2013年に70歳で急逝し、その才能が大変惜しまれています。

本作は、手びねりによる卓越した造形美を際立たせる銀彩が優美な花器で、
代表作《しろとぎんの作品》へのつながりを思わせる白と銀に
清新な作風が現れています。
《しろとぎんの作品》は、当時31歳で日本現代工芸美術展等の
大賞を受賞し、加藤唐九郎の絶賛を受けるなど「現代陶芸の鬼才」
として称賛をうけ、現在は国立工芸館に所蔵されています。
焼きものに対する自身の思想を対象化し、造形をとおして現代陶芸
の可能性を問い続けた栗木達介の貴重な逸品です。

寸法 高 18.2cm × 幅 16.6cm × 奥 12.8cm
付属品 共箱
状態 仕上がりもよく良好な状態です。
僅かな経年感は中古品の特性としてご了承下さい。
写真をよくご覧の上、ご検討くださいませ。
略歴

【栗木達介 Kuriki Tatsusuke 略歴】

1943 年 愛知県瀬戸市に生まれる
1962 年 京都市立美術大学美術学部工芸科陶磁器専攻入学
     富本憲吉、近藤悠三、藤本能道、清水裕詞に学ぶ
1976 年 瀬戸市山口にて築窯し独立
1977 年 朝日陶芸展 朝日陶芸大賞受賞
     日展特選受賞
1978 年 日本陶磁協会賞受賞
1983 年 京都市立美術大学美術学部専任講師に就任
1989 年 「ユーロパリア 89 ジャパン日本陶芸展」招待出品
    (ベルギー モンス市立美術館)
1990 年 作品集「栗木達介」発行
1993 年 京都市立美術大学美術学部教授に就任
2000 年 MOA 岡田茂吉賞展工芸部門大賞受賞
     敦井美術館「森陶岳と栗木達介展」開催
2007 年 京都市立美術大学退任、名誉教授となる
2010 年 敦井美術館「加守田章二と栗木達介展」開催
2013 年 逝去
2015 年 「現代陶芸の鬼才 栗木達介展」
    (京都国立近代美術館、東京国立近代美術館工芸館)

この作品について問い合わせる