ルーシー・リー Lucie Rie『茶釉円筒花器』 銘有

ルーシー・リー Lucie Rie『茶釉円筒花器』

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作品詳細

商品名 ルーシー・リー Lucie Rie『茶釉円筒花器』
商品説明

ルーシー・リーは20世紀後期ウィーン出身の陶芸家です。
戦時中ボタン作りで生計を立て、戦後本格的に陶芸をはじめたルーシーは、民藝の巨匠 濱田庄司やデザイナー三宅一生とも親交をもち、繊細なフォルムと色彩豊かな作品を数多く制作しました。

本作品は円筒形の胴に大きく広がる口部が印象的な花器です。
一見シンプルながら、暗褐色のマンガン釉が見せる複雑な表情の変化は、吸い込まれるような美しさがあります。繊細な中にも力強さがあり、静謐な美しさを具えた逸品です。

寸法 高 22.8cm × 径 12.8cm
付属品 なし
状態 仕上がりも良く、良好な状態です。
写真をよくご覧の上、ご検討ください。
僅かな経年感は中古品の特性としてご了承下さい。
略歴

1902年 ウィーンに生まれる。
1922-1926年 ウィーン工業美術学校でミヒャエル・ポヴォルニーに陶芸を学ぶ。
1937年 パリ万国博覧会で銀メダルを獲る。
1946年 ハンス・コパーが工房に参加。
1951年 ロンドンのバークレー・ギャラリーでハンス・コパーと共同展。
1960年 キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツで教鞭を執る。
1964年 東京の国際陶芸展に参加。
1969年 ロンドンの王立芸術学院より名誉博士号を授与される。
1972年 ハンブルク美術工芸博物館(de)で『Lucie Rie – Hans Coper Keramik』展。
1981年 CBEを受勲。
1989年 草月会館と大阪市立東洋陶磁美術館で個展。
1990年 脳梗塞で倒れ、以降、陶芸を続けることが不可能となる。
1991年 大英帝国二等勲爵士の称号を贈られる。
1994年 メトロポリタン美術館でハンス・コパーとの共同展。
1995年 脳梗塞により、ロンドンにて93歳で他界。

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