岡本太郎
Taro Okamoto
20世紀を代表する前衛芸術家。父は漫画家の岡本一平、母は歌人・小説家の岡本かの子。
1930年から1940年までフランスで過ごし、抽象芸術とシュールレアリスムを学ぶ。
帰国後は「対極主義」を掲げて日本の美術界に旋風を巻き起こした。
大阪万博の「太陽の塔」で知られ、絵画、彫刻、パブリックアートなど多岐にわたる活動を通じて、日本の現代芸術に大きな影響を与えた。
岡本太郎 略歴
1911年2月26日 神奈川県橘樹郡高津村(現在の川崎市高津区二子)で生まれる
1929年 18歳でパリに渡る
1930年代 パリで純粋抽象芸術からシュールレアリスムへ移行
1933年「アプストラクシオン・クレアシオン協会」の最年少メンバーとなる
1938年 パリ大学で哲学から民族学に転向、マルセル・モースに師事
1940年 日本に帰国、その後徴兵される
1949年 第1回日本アンデパンダン展に出品
1954年 ヴェネチア・ビエンナーレに日本代表として出品
1954年 『今日の芸術』がベストセラーになる
1955年 二科展で「太郎部屋」と呼ばれる特別室を設ける
1957年 『芸術新潮』で「日本再発見―芸術風土記」を連載
1958年 神田駅地下道にモザイク・タイル壁画を制作
1996年 85歳で逝去