民藝とは.

―人々が日常生活に使う実用的な工芸品。衣服・食器・家具などの類。民衆的工芸。柳宗悦による造語。

民藝運動とは.

―1926年(大正15年)、「日本民藝美術館設立趣意書」の発刊により開始された、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出し、活用する日本独自の運動。21世紀の現在でも活動が続けられている。「民芸」とは、民衆的工芸の意。

柳宗悦(1889~1961).

―民芸研究家。東京生まれ。東大卒。学習院高等科在学中に、雑誌「白樺」創刊に参画。
東洋大教授として宗教学を講ずるかたわら、美術研究にも傾注、民芸運動を提唱。
ソウルに朝鮮民族美術館を開設。また東京駒場に日本民芸館を設立。