『仏教の美 』展示作品紹介

ただ今TAKIYA ART MUSEUMにて

特別展示『仏教の美』を開催中です。

本日は展示中の作品をご紹介致します。


◆弁財天像
◇南北朝〜室町時代

【出品来歴】
1994年 サントリー美術館「女神たちの日本」
1996年 岡山県立美術館「Female Identity 女はどう表現されてきたか」
 

『下方に波の打ち寄せる山を描き、その上に宝珠の上に浮かぶ蓮華座に坐した八臂の弁財天
を描く。その向かって右上に神鏡を背に乗せた 春日の鹿、左上に子島荒神を描いている。
彩色は鮮やかに残り、蓮華座や持物、衣の随所に金泥を豊富に用いている。子島荒神は
興福寺の僧、真興(九三四〜一〇〇四)が感得した異形の神像で、本作は春日信仰と弁財天の
習合を示す遺品として注目されている。』

「サントリー美術館「女神たちの日本」作品解説より」



鎌倉にお越しの際はぜひTAKIYA ART MUSEUMへお立ち寄りください。
                                     (TK)