不可視のものをかたちに

こんにちは。

銀杏の木が鮮やかに輝く季節ですね。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

さて、只今TAKIYA ART MUSEUMでは

『特別展示 書のある空間ー篠田桃紅を中心にー』を開催しております。

「篠田桃紅先生の作品を見にきました」と遠方から

お車で来て下さる方もいらっしゃり、作品やそのお人柄に、

人の心をつかんではなさない魅力があることを改めて感じます。

作品をご覧になりながら「どんなことを考えてかかれたのかしらね?」

というお声を頂く事も多く、答えになりそうな(?)言葉を

図録に見つけましたので少しご紹介いたします。

(「朱」は…(中略)…)

咲く花、燃える火、のような、目に見得るものより、

心の焦がれ、思いの灯、という不可視のものを、

かたちにしたいという私の叶えがたい願いも、心得ていてくれます。

「墨」も「朱」も、写実で表現し得ないものの表現を願って、

私がえらんだてだてです。

 (2003年3月 原美術館主催「篠田桃紅 朱よ」より)

「心の焦がれ、思いの灯」という詩的な言葉と作品がしっくりくる感じがします。

展示は12月19日(日)までとなっております。是非ご鑑賞にいらしてください。

※恐れ入りますが、12月10日(金)は休館とさせていただきます。

ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご了承ください。

ヤフオク・ECサイトでの美術品販売も行っております。

※外部サイトへ移動します

本格的な寒さへ向かう季節です、お体に気を付けてお過ごしください。

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。  (S)