美術館のお花

こんにちは。

気持ちのいい天候で散策日和ですね。

先週末は由比ヶ浜大通りのボーダーフェス、長谷の市、鎌人いち場、大船まつりと、鎌倉市のあちこちで賑わいを見せていました。

ここ数年中止になっていたイベントも開催され、街に活気が戻りつつあり嬉しく思います。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

お客様より、生花を見ることもいつも楽しみに来ていますと、嬉しいお言葉をいただきました。

TAKIYA ART MUSEUMでは入り口などに季節のお花を飾っております。
花瓶そのものも素敵ですが、お花が生けられると一段と魅力を増しますね。

「美術品は買って手元で楽しむもの。
ガラスの向こうに整列した物なんてちっとも面白くない。」
あるコレクターのお客様は常々こうおっしゃいます。
気に入りの品を慈しむ、人と美術品との幸せな距離感が、この言葉には溢れていると思います。

私ども瀧屋美術は、美術品商として日々膨大な数の美術流通品を目にしております。
良い物を選り分け、その良さを損なわぬよう手入れしお客様へ橋渡しさせていただく私共にとりましても、
これはという一点との出会いは大きな喜びであり、店先の一隅に飾った作品のたたずまいに、折々心洗われる思いが致すものでございます。

一枚の絵を掛ける、あるいは器を置き季節の花を挿してみる、
美のある暮らしが心を豊かに潤わせてくれることを、先人たちは示してくれました。

自邸で美術品を楽しむように作品を味わって頂きたい、との思いから、このたび瀧屋美術では、鎌倉由比ガ浜の閑静な住宅街の一画に、新たに展示室を開設致しました。
庭の見える開放的な室内に、世代を超えて受け継いでゆきたい幅広いジャンルの美術作品をゆったりと配しました。
プライベート空間のような、豊かな空気に包まれたひとときをお楽しみいただければ幸いに存じます。

鎌倉散策の御ついでに、是非お気軽にお立ち寄り下さいます様、お待ち申し上げております。

瀧屋美術 代表 瀧本 了

(TAKIYA ART MUSEUM ご挨拶より)

紫陽花も色づき始めました。ぜひお出かけください。

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。  (I)