民藝展は残すところあと3日です

こんにちは。
酷暑が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、民藝展も残すところあと3日となりました。
「見納めに」と再来下さる方もいらっしゃり、
とても見ごたえのある内容となっております。
鎌倉へお越しの際は、是非お見逃しのないようご来館ください。

「民藝」といえば、型絵染の芹沢銈介氏も、柳宗悦氏の民藝の精神に
深く共鳴し、素晴らしい作品を多数残されたのをご存知でしょうか。
銀座あけぼのお煎餅や、鈴廣かまぼこのパッケージデザインなどで、
無意識に親しまれている方も恐らく多くいらっしゃると思います。

芹沢銈介氏について濱田庄司氏が語った一文を紹介致します。

濱田氏は、『手法としては特に冴えている君の型染めや、
型染めを活かした装幀、挿絵をまず推したい。
昭和の初め國展へ出品した野菜図の屏風や、
後のいろは屏風、法然像、…(中略)…まで、
どれをとっても一貫して君の心がけと工程の密度のこまやかさは無類だ』
(芹沢君の模様)と述べるとおり、全幅の信頼と敬意を寄せていた。
       益子参考館3 解説 水尾比呂志氏 より抜粋

本展では芹沢銈介氏の作品もご覧いただけます。
『無類のこまやかさと心がけ』の手仕事を間近で感じて頂ければ幸いです。

とても暑いですので、熱中症対策をされてお出かけくさい。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。(ys)