カキツバタと魯山人

こんにちは。
春風の気持ち良い季節ですが、外出できず辛い日が続きます。
電車通勤でやや体調不良気味の私(スタッフS)も、
大事を取って先日からリモート勤務をさせていただいております。

4日前の鎌倉駅で、カキツバタの花がとても綺麗に生けてありました。
カキツバタといえば、尾形光琳が浮かぶという方が多い
かもしれませんが、瀧屋美術入社もうすぐ2年の私の頭には、
北大路魯山人のアヤメが思い出されました。

不遇な幼少期を送ったという魯山人3歳の春に、
「美と共に生きよう」と決心させた景色として、
上賀茂神社の「真っ赤なツツジの咲き競う光景」があることは
魯山人について調べるとまず出てくるエピソードです。
そこに隣接して野生カキツバタの名勝 大田の沢 があるそうで、
この時魯山人はこの沢にも鮮烈な感動を覚えたそうです。
さまざまな作品にあやめを登場させた原点がここにあったんですね。

京都 上賀茂神社と大田の沢、ぜひ一度訪れてみたいですが、
三密対策で千葉のチューリップ園が花を切ってしまった
という悲しいニュースもありましたし、
今は切り花や駅の生け花、道端のツツジで我慢です。


(こちらは今季休館で人知れず咲いた美術館中庭のツツジ)

GW目前に、お楽しみイベントが中止になってしまった方も
多いとは思いますが、こういう時だからこそ、
お花や芸術、美しい日本の文化に興味を絶やさず、
晴れて外出できるようになったときのための

情報収集をする時間に充てるなどして乗り超えたいです。

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最後までお読み頂きまして

誠にありがとうございました。  (S)

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